2017年4月27日木曜日

犬と人間の間には深くて長い溝がある


おいらたち犬はどこまで人間に理解されているのか
その謎を探るべく、おいらは日々本やweb上の情報を探す。

犬の専門家の人たちの間でも
いろいろな意見の違いがあるんだね。
中には、犬について知らない顧客に対して
「そんなことも知らないのか?」
「それで本当に犬を飼う気か?」
めちゃくちゃ態度が大きい専門家もいる。

「上から目線 フリー画像」の画像検索結果

犬について知りたいと思う人がいれば
それだけおいらたち犬のためになるんだから
馬鹿にしないで親切に教えてあげればいいのにっておいらは思うんだ。
犬の専門家が必ずしも愛犬家とは限らないってことか。

おいらを引き取る時にSPCAから出された条件が
『専門家の下できちんと社会化訓練を行うこと』だったのと
おいらはその頃
手の付けられないマッドな反逆分子だったから


4人の訓練士さんにお世話になった。
正確に言えば、お世話になったのはおいらじゃなくて
おいらの父ちゃんと母ちゃんだけどね。
よく、犬の訓練士は犬そのものを飼い主に代わって訓練してくれると思っている人がいるけど、余程の問題がある犬か特殊な職務に就く犬以外、通常はそうじゃないんだ。
飼い主が専門家から犬の訓練の仕方を教えてもらう。
つまり、父ちゃんと母ちゃんが訓練されるんだ。

それぞれとてもいい人たちだったけれど
言うことが皆違ってた。

犬は服従させるのではなく、尊敬させる。
と、主張する訓練士がいた。
理想的で感動的な言葉なんだけど
おいらに言わせりゃ、意味のない話だ。
おいらたちはボスがいなくちゃ不安定になる生き物。
服従か、尊敬か、どちらかという話じゃなくて
ボスとして飼い主に服従して、その先に尊敬があるんだ。
おいらたちだって、飼い主をちゃんと見てる。
餌さえくれれば、おいらたちは飼い主に服従するけど
飼い主が社会の中でどんなポジションに位置しているか
家族から(群れの中で)信用され慕われているか
おいらたちは危険から守ってもらえるのか
本当に尊敬するに値するボスか
ごめんよ、常に測ってる。
だから、服従の先に尊敬が見つけられなかった時
おいらたちは飼い主を捨てることもある。

冒険家の植村直己さんが初めて犬ぞりで冒険旅行した際
仕留めた獲物を自分が先に食べてしまい
犬たちに見限られて、大氷原で死を覚悟したことがあるんだそうだ。
極限の状況下で、そりを引くという重労働を犬に課しながら
命綱の餌を先にせしめる奴はボスじゃないと犬たちは思ったんだ。

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共に生きるパートナーとして
おいらたちのことを守ってくれる飼い主をおいらたちは守る。
人間にとって『服従』という言葉は屈辱的なものなんだろうな。
けど、おいらたちにとっては尊敬へと続く試金石なんだ。
まず、正しく服従させてくれなくちゃ尊敬に辿り着けないんだよ。
おいらたちは自然界の中でも
群れのボスには絶対服従なんだから。

2歳になるまで、ハグしたり、撫でたり、笑顔を見せてはいけないという訓練士もいた。
言うことを聞かなくなるからとか言ってたな。
おいおいおい
警察犬や盲導犬のパピーウォーカーを全否定かよ。
もし、人間の赤ちゃんに最初の2年間
お母さんが全く笑顔を見せなかったらどうなるか?
アメリカとドイツで実際にそういう実験をやったんだ。
結果、人間として『愛』を感じることができない人間ができる。
『愛』を感じないから、欲しがりもしない。
犬がそうなったら、餌だけ与えておけばいいから飼い主は楽だろうな。
けど、そういう人は犬じゃなくてロボットを買うといい。
電池だけ入れておけば、文句なく動いてくれる。

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共通の言語を持たない犬と人間を繋ぐ唯一の糸
それが『愛』。
異種の生き物と暮らすにあたって
絶対に必要な最低限の条件だ。

人間は人間の頭しか持ってないんだから人間のことしかわからない。
犬は犬の頭しか持ってないんだから犬のことしかわからない。
確固たる愛情と覚悟を持って
科学的に証明されている犬についての知識をインプットしたら
互いに試行錯誤を繰り返して
互いの満足を探していくしかないよな。
人間の夫婦や親子だってそうだろ?



専門家の理論だって時代とともに変わっていく。
おかしいな?と思ったら、セカンドオピニオンを他に求めるのもアリだ。
でも、最後は飼い主が責任を持って決めるんだ。
あんまり、自称専門家のトンデモ理論に振り回されるな。








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