2018年12月8日土曜日

「食べる」リスク


しばらくご無沙汰しちゃってごめんな。


前回のブログで、父ちゃんと母ちゃんが四川料理を食べに行って具合が悪くなった話を書いただろ。
翌日から父ちゃんと母ちゃんはずっと吐き気とめまいがして、何をしても疲れちゃってさ。
家でずっとグダグダしてるんだ。

もちろん、病院に行ったよ。
原因の物質は突き止められないんだけど、夫婦揃ってγGTPが200を超えるという異常事態に、化学物質による食中毒であることは間違いないらしいんだ。
γGTPっていうのは、肝細胞が破壊されると血液中に漏れ出す物質で、男性だと50、女性だと30までが正常値。
父ちゃんも母ちゃんも肝臓に異常があったことはないのに、いきなり正常値を大きく振り切っちゃったもんだから、主治医のドクターもびっくりしてた。
ドクターから市の保健所に連絡がいったらしく、昨日父ちゃんと母ちゃんが病院の帰りに件のレストランの前を通ったら、夕飯時だというのに電気がついてなかったって。
営業停止ってことかなぁ?


中国産の食べ物って評判よくないよな。
でも、きちんと正規の手続きを経て輸入されたものなら、そんなに危ないハズはないんだ。
問題は、個人が手荷物として持ってきちゃったもの。
本人が家庭で消費する分には誰も文句は言わないけど、レストランで使ったり、ネット販売したら最悪なものって、地溝油だけでなくたくさんあるんだ。

実際に中国に住んでみると、日本人の常識なら「これは食べちゃイカンでしょ?」って思うものが溢れてる。

自由市場で売っている魚の奇形発症率は、素人が一目見ただけで「ヤバイ」って思うし、某フライドチキンチェーン店の契約農場で飼育されている鶏には手羽が8本ある。
15年くらい前に、空を見ていた母ちゃんは「何、あれ?」って叫んだ。
黒い石のようなものが空から無数に降ってくる。
「雀だよ。」って会社の女の子が教えてくれた。
北の米作地帯から飛んできた雀たちが、江蘇省と上海市の境目あたりで農薬中毒で飛べなくなって一斉に落ちてくるんだって。
母ちゃんの会社の近くには、黒インクのような水が流れている川があって、流域の村の癌発症率が98%だって言われてた。そして、その流域で穫れた西瓜は産地偽装して遠方で売るらしい。
石油の香りがする肉まんもあったし、アイスキャンディーの袋を開けたら、アイスに靴跡がついていたこともあった。
これはおいらの母ちゃんが中国生活の最初の1年で、実際に見たり、経験したこと。


けど、こういうものは日本にもカナダにも滅多に入って来ない。
普通はね。今まではね。
でもさ、地溝油や化学物質の作り方って、通関で引っかからないだろ。
知っている人が、日本で作ることも、カナダで作ることも出ちゃうんだ。

恐ろしい世の中だよな。





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