2016年9月14日水曜日

お見合い


この間のSPCAのイベントで、おいらはやっと許嫁のオールジーちゃんとご対面と相成った。



うほー!写真で見るよりべっぴんさん!
なにしろ、佇まいが美しい。
武家の嫁にピッタリじゃないか!


お初にお目にかかる。
某がタロー、そなたのフィアンセにござる。
以後、そなたのお命、某がお守り致す。


タロー様、初対面で不躾でございますわよ。
ワタクシ居侍(オールジー)、武道には多少の嗜みがございます。
殿方に守っていただくなど笑止千万。
ワタクシを見くびるのは、こちらをご覧になってからになさいませ。



母ちゃん・・・
おいら、大丈夫?
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2016年9月13日火曜日

希望の扉


昨日、おいらは車に乗ってドライブに行ったんだ。
1時間ちょっと車に乗って降りた先は

あー!おいら、ここ知ってるー!

SPCA(動物虐待防止団体)の、とあるブランチ。
車から降りたおいらは、一目散にSPCAのドアに走っていったんだ。

おいらがまだ4ヶ月の赤ちゃんだった頃
バンクーバーのアパートに餌も水も与えられずに閉じ込められていたところを
SPCAの職員に救出してもらったんだ。
そして、やっぱり車に乗せられて、気がついたらこのドアをくぐってたんだっけ。
ドアをくぐると、みんながおいらに優しくしてくれてさ
ご飯もくれて、ボランティアの人が散歩もさせてくれたんだ。


助かった・・・ また、生きられる。


このドアをくぐったおいらたちはみんなそう思うんだ。
このドアはおいらたちには希望へと続くドアだったんだ。
そしてこのドアを出る時、それはおいらたちに新しい未来が約束されたということなんだ。

あれ!お前、あの時の!
わー!お前も今日来たのか?
うわっ!こいつもいるじゃん!

見覚えのある顔がいっぱいいた。

そうなんだ。
昨日SPCAのPaws for a Cause - Walk to Fight Animal Cruelty
動物虐待に反対する人たちが飼い犬と一緒に歩くっていうイベントがあって
おいらも父ちゃんと母ちゃんと一緒に参加したんだ。
誘ってくれたのはおいらの許嫁オールジーちゃんの母ちゃんで
昨日は、実はおいらとオールジーちゃんのお見合いでもあったんだ。
オールジーちゃんもおいらと同じくSPCAの出身で
このドアから巣立って幸せになった同志なんだぜ。
おいらとオールジーちゃんのお見合いの様子は別記事で特集組むから楽しみに待ってろよ。

会場に着くと、SPCAのハンサムなお兄さんが母ちゃんに話しかけてきた。

登録は済んでいますか?

はい、オンラインで登録してあります。

この犬はSPCAの出身ですか?

はい、そうです。

名前は?

タローです。でも、ここにいた時の名前は・・・

母ちゃんがおいらの昔の名前を言うと、そのお兄さんは



ああ!あの子でしたか!



大きくなって!
おーい!みんなあの子が来てるぞ!


お兄さんの掛け声で、職員の人たちがたくさんおいらの周りに集まってきたんだ。

がはははは、おいら人気者。
ここを巣立って10ヶ月も経つのに、みんながおいらを覚えてくれてる。
しかも、おいらはここに1週間しかいなかったんだぜ。

1人の職員が走ってきた。

きゃー!Mr. Troubleがこんなに大きくなって!

わー!それは言わない約束だろ!
ばらすんじゃねーよー。


母ちゃんの心の声が聞こえた。

Mr. Troubleだって・・・。
GSは大変だってわかっていたけど、通りでこの子は普通の大変さじゃなかったわけだ。
ナーバスな状況の犬たちを救助する現場の人たちがそう言うくらいだから
やっぱり、並外れてやんちゃなわけだわ。

なあ、母ちゃん・・・
おいらのこと、このまま返品するなんてことはないよな?
おいら、最近まあまあいい子だよな?
母ちゃん、おいらのことまだ好きだよな?な?な?









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2016年8月30日火曜日

結納


今日、おいらの許嫁オールジーちゃんの母ちゃんがうちに来てくれた。

ふっふっふ

おいらとオールジーちゃんの結納だな、こりゃ。

未来のおいらのお義母さんだから
ファーストインプレッションを良くしておかなくちゃな。

「初めまして!おいらがタローっす!
オールジーちゃんはおいらが幸せにしまーっす!」

元気よく突進していったんだ。

義母さんもおいらを見て喜んでくれた。
よろけそうになったのは気のせいだ。

挨拶したら、誠意も見せなきゃいけないだろ?
だから、おいらはお義母さんの顔をベロンベロンに舐めた。

「お義母さん、今晩はクレンジング不要だよ!」

気が利く婿でしょ?
おいらの誠意、通じたかな?

お義母さんがおいらの頭を優しく撫でてくれたから
おいらもお礼に、お義母さんの頭をかじかじしてあげた。

おいらの最大級の返礼だったのに

「雷 フリー画像」の画像検索結果

なぜか、母ちゃんのカミナリが落ちた。


お義母さんの帰り際、母ちゃんがお義母さんに結納品のきゅうりをあげた。
今朝、うちの庭で穫れたやつね。

「なんで、きゅうりなん?
普通はするめとか昆布とかじゃないの?」

サムライの結納だろ?
きゅうりを輪切りにすると、ほら!

「徳川 家紋 フリー素材」の画像検索結果

徳川の家紋になるだろ?

「ホントだ!うちは徳川の流れを引くんだね!」



・・・・・・・いや、全く。




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2016年8月29日月曜日

誰がための安楽死


おいらの母ちゃんは猫の母ちゃんだったこともある。
生後2か月で母ちゃんの元に来たその猫は19歳で亡くなった。
母ちゃんが40歳の時だから、その時点で母ちゃんの人生の約半分を共に暮らしたことになる。
ずーっと一緒にいたから、母ちゃんはこれからもずーっと一緒にいられると
何となく、でも当たり前のようにそう思ってたんだ。

「キジ猫 フリー画像」の画像検索結果

ある日、その猫が元気がなくなって病院に連れて行ったら
もう癌が全身に転移していて、内臓も体内で溶けちゃっていて
どうにも手の施しようがなかったんだって。
その時母ちゃんは愕然としたんだ。
親兄弟の次に長い時を過ごした一番の親友の最期を何も考えていなかった自分に。

突然突き付けられた『安楽死』の問題に、母ちゃんはどうしたらいいかわからなくて
『安楽死』を提案した担当の獣医さんに聞いたんだ。

「この子はあまり動かないし、表情もいつものままですが
痛いんでしょうか?苦しいんでしょうか?」

痛みも苦しみも麻痺しているようなステージですね。

「それでも安楽死させた方がいいんでしょうか?」

それは親御さんのご意志次第ですね。

「私は自分のことに置き換えて考えてみても、どうしたらいいかわからないんです。
もし、先生だったらどうされますか?」

私は職業柄安楽死を否定できない立場にありますが
毎日多くの動物たちを見て来て思うことを正直に申し上げるならば
動物は皆、最後の最後まであがこうとするんですよね。
死を悟っていても、それでもあがくんです。
私には、それは動物たちが
自分の生を全うさせようと最後の力を振り絞っている
ように見えるんです。
それしか申し上げられません。

この時、母ちゃんの中に何かがすーっと落ちてきた。
どうするべきか、はっきりしたんだ。
命の尊厳は痛覚だけにあるわけじゃない。
この子が自分の生を全うさせることを邪魔するのはやめようって。
安楽死はこの子が生を諦めたいほどの苦しみに襲われたら、その時にきちんと介錯人としての覚悟を決めて行おうって。

最近、おいらの周りでは

飼いきれなくなったから安楽死 とか
捨てて、野生動物に食べられるよりは安楽死させる方が人道的 とか
そんな話をよく聞くんだ。

『人道的』って言葉の使い方がおかしいだろ。

ああ、そうか。
『安楽死』って、飼い主を安楽にするためにおいらたちが殺されるって意味もあるんだね。







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2016年8月24日水曜日

タロー先生のありがたい講釈 その4


犬や猫って、自分のことが好きな人とそうでない人がわかるって言うだろ?
あれ、ホントなんだぜ。
人間だけじゃなく、哺乳類動物に相対すると、相手が敵か味方かすぐにわかるんだ。
便利な機能だろ?

なんでわかるかって言うとね、哺乳類動物は刺激を受けると
その刺激に対処するためにホルモンが分泌されるんだ。

わっ!この犬デカい!怖いな、嫌だなって構えるとアドレナリンが

うわーっ、可愛い!ハグさせて!って思うとオキシトシンが分泌されて

それらのホルモンが体臭を変化させるんだ。
人間自身は気がついてないだろ?
哺乳類の中でも、人間っていうのはかなり知覚的に鈍感な生き物なんだぜ。
ところが人間以外の哺乳類動物は大概その変化を嗅覚で物理的に嗅ぎ取るんだ。

コイツは敵なのか?それとも味方なのか?

おいらたちは鼻で嗅ぎ取り、本能で判断する。
ホントは犬が好きじゃないのに「うわーっ、可愛い!」って近寄っていきなり噛まれた
なんて話をよく聞くだろ?
オレはお前の敵だっていう臭いをプンプンさせていきなり触れば、そりゃ犬は噛むさ。
ヘラヘラ笑って近寄ってくる敵って怖いだろ?
おいらたちに嘘は通用しないんだぜ。
人間はこの嗅覚と引き換えに嘘をつく能力を手に入れたんだな、きっと。
お気の毒様だな。

一方で、犬を見るとオキシトシンが大量に分泌される体質の人もいてね
その臭いを嗅ぎつけると、犬は尻尾を振って近づいていく。
近づいて、味方だということが五感で確認出来たら、もう離れない。
そういう人を主人に持った犬は本当に幸せなんだ。
自分が愛されていることを、毎日鼻で確認出来るんだもんな。

昨日ね、母ちゃんのワンコ道の先生、美重子さんがうちに来てくれたんだ。
美重子さんに挨拶した途端、匂いが変わったんだ。
母ちゃんと同じオキシトシンの匂いがした。
全身が「タロー君にまた会えて嬉しいわ!」って言ってくれた。
おいら、もう大興奮!
今日は美重子さんのワンコのギャリー君とポリー君もいないから
おいらははっちゃけまくって、美重子さんを独り占め。
母ちゃんに叱られるまで全身全霊で甘えまくったんだ。

人間は他人には嘘はつけても
自分の体と犬は騙せない。


はい、今日の講義の結論ね。



犬が苦手な人は無理に犬に近づかないこと。


犬が人を噛む時は、実は犬の方が怯えているんだ。
怖いから噛む。
怖いから攻撃する。
そしておいらたち犬は危険犬のレッテルを張られたり
最悪の場合、殺処分にされる。

嘘をつくのは人間同士だけにしといてくれよな。


じゃんじゃん。




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2016年8月17日水曜日

許嫁


おいらみたいなデカい犬がお行儀よく散歩していると
道行く犬好きの人たちがよく声をかけてくれる。
まだパピーヘアが残っていて、見る人が見ればまだ子犬だってわかるだろ?
みんな、おいらに興味津々なんだ。



「いい犬だね。名前なんていうの?」

ありがとう!タローっていうの。

こんな会話が毎日のように繰り返されるんだけど
ここはカナダのバンクーバー。
タローって聞いたら、誰もがタロ芋だと思うんだ。
エラい名前を付けられたもんだぜ、おいらも。

そこで母ちゃんは考えた。

ありがとう!タローって言うのよ。
日本のサムライの名前なの。

これが欧米人には大ウケで、顔なじみの人たちの間ではすっかり

Taro the SAMURAI

で通ってんだ。




そっかー、タローっていう名前はサムライの名前なのかぁ。

いや、別にそうとは限らないんだけどね。

え?

いいじゃん、細かいことは。
サムライにもタローっていう人がいるんだから。

・・・・・・・・・。




おいらの母ちゃんは所詮こんな人だ。




そうだ!タロー
母ちゃんね、お前に可愛いお嫁さんを見つけてきたよ。

なんで母ちゃんがおいらの嫁さんを見つけてくるんだよ。
自分の嫁くらい、自分で見つけるよ!

サムライの家の子はみんな父ちゃんと母ちゃんが結婚相手を見つけるんだよ。
お前も人間でいうと元服している年だろ?
それなりのお相手を見つけないとね。

やだよ!母ちゃんの言うこと聞いてロクな目に遭ったことないぞ!

そっかー、じゃあ無理にとは言わないよ。
残念だなー。
ふわっふわの超美人なんだけどなー。
オールジーちゃんって言うんだけど、タローが嫌なら仕方ないねー。



ふわっふわ?

超美人?

オールジー?

漢字で書くと 『居侍』 か?
サムライの嫁にふさわしい名前じゃないか。
まさか 『全爺』 なんてことはないよな?

じゃあ、このお話はお断りしようかね。

そんなにあっさり断ったらカドが立つだろ?
まあ、写真くらい見てやってもいいぞ。

あら、そーお?







・・・・・・・・ もっと見せろや。





拙者、このご縁、快諾つかまつり候!





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2016年8月11日木曜日

ふわーっ


飯食って、たくさん遊んで、骨をかじる。
おいらの1日を要約すると、まあ、こんなもんだ。

日もとっぷりと暮れて、まだちょっと遊び足りないんだけれど、眠い・・・
そういうジレンマに襲われると、おいらは父ちゃんの足を枕にして遊ぶんだ。

「タロー、お前重いぞ!」


知ったこっちゃねーよー。
笑って文句言ってる時の父ちゃんは怖くないって、おいら知ってるんだぜ。

おいらの父ちゃんの足は特別なんだ。
父ちゃんの足の規則正しい静脈の音は魔法の呪文でさ



トックン トックン トックン トックン トックン トックン



っていうリズムに体と心を預けていると
体がふわーってなってきて
おいらがまだ母ちゃんのお腹の中にいた頃に戻っていくんだ。
偽大和撫子のおっかねー母ちゃんじゃねーぞー。
4本足で毛が生えている優しい方の母ちゃんだ。
すごく気持ちがいいんだけど
いつも、そこから記憶がなくなるんだよな。



しばらくして目を開けると
おっかねー方の母ちゃんがおいらを優しい目で見てるんだ。

それを見て、おいらまた、ふわーっ

やべー、やべー
また、母ちゃんの忍術にはまるところだったぜ。
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2016年7月24日日曜日

特効薬


父ちゃんが張り切ってペンキを塗っていたら
外に張り出している1階と2階の間の軒天井がミシミシっていったんだ。

あれ?

って思っていたら、バキバキバキって音がして
天井が崩れてきたんだ。

おいら、びっくりしたぜ。

父ちゃんが慌てて板を持ってきて、天井を押さえたんだけど
こんなのあくまで応急処置だろ?
原因を確かめて、補修しなくちゃいけなくなってさ
父ちゃんと母ちゃんはものすごく忙しくなったんだ。
1日3回のおいらのお散歩が1回になっちゃう日もあったんだぜ。
ひどいだろ?

天井が崩れてきた原因は雨漏りで木材が腐ったことだってわかって
父ちゃんが軒天井を修理したんだけど
修理途中で、その天井にくっついている電球がおかしいことに気がついた。
電球を交換してみたけど、やっぱり明かりはつかない。
つまり、スイッチか電気系統そのものが壊れているということになって
壊れたスイッチを全部交換して、ついでに電球もLEDの新品にしたんだ。
外の電球をLEDにしたなら、家の中の電球もLEDに交換しちゃおうよ!ってことになって
せっかく電球を全部交換するなら、部分的にセンサースイッチにしちゃおうよ!ってことになって
あ!今年から煙警報機は10年に1度交換しなければならないんだっけ?
だったら、それもついでにやっちゃおうよ!ってことになって・・・
おいらのDIY大好き父ちゃんは次から次へと何かしようとするんだけど
母ちゃんが肉体的にも精神的にも、そんな父ちゃんについていけなくなって

うううううううううう・・・・

ってなってきちゃったんだ。

父ちゃんは本来自分で何でもできる人なんだけど
英語ができない。
しかも、半端にできないんじゃなくて、まるっきりできない。
日曜日はSundayだってわかるけど、水曜日は?って聞くと
?????ってくらい英語がわからない。
カナダでは1人で買い物ができないし、電車もバスも1人で乗れないんだ。
おいらと同じだな。

だから、父ちゃんのお買い物には母ちゃんが必ずついていく。
店員さんに何か尋ねるのが母ちゃんの仕事なんだ。
ところがおいらの母ちゃんはDIY関係と機械関係が全然わからない人。
英語どころか、日本語でもなんて言うのかわからない。
早い話、父ちゃんが欲しいもの、聞きたいことがわからないんだ。
更にカナダのDIYショップっつーのが、半端なく広い。
父ちゃんが欲しいものを探して店内を歩き回ると、それはまるで遠足。
母ちゃんは子供の頃から遠足が大嫌いで
念力で雨を降らして中止にさせてきたくらい、遠足が嫌なんだ。
そして、化学物質過敏症の母ちゃんは、DIYショップのアセトン系の臭いや
化学肥料や洗剤、いろんな薬剤の刺激臭で気持ち悪くなっちゃうんだ。
おいらのうんこは楽しそうに拾うくせにおかしいだろ?

で、何とかお買い物を済ませて家に帰ってくると
買った機材の取扱説明書を読むのも母ちゃんのお仕事。
機械に弱い人は母国語で取扱説明書を読んだって?????なのにな。
取扱説明書を読んで初めて「これは買い間違った!」っていうものもあって
また、DIYショップに返品に行く。
毎日毎日母ちゃんの敵であるDIYショップに通って
毎日毎日訳のわからない取扱説明書を読む。
こんな日々が1週間くらい続いて、母ちゃんの元気は3万光年の彼方へと消えていったんだ。

「流れ星 素材 フリー」の画像検索結果

母ちゃんはちゃんとわかってるんだ。
父ちゃんは家族みんなが少しでも快適に、少しでも長くこの家に住めるようにって
願いを込めて一生懸命働いてくれてるってことも
業者さんにお願いしたら、とてつもない金額を払わなければならないってことも
それを全部1人でやってのけちゃう父ちゃんは母ちゃんの宝物だってことも。

人が興味がないことに向き合える時間の限界は15秒って言われてるんだ。
だから、TVのCMは15秒刻みで作られてるんだってさ。

15秒だってよ。

母ちゃんは母ちゃんなりに頑張ったけど、1週間が限界だった。
情けねーよなー。

おいらたち犬は人間の命令下にあれば、何年間も向き合うことができるんだぜ。
だけど、そのストレスは想像を絶するもんなんだ。
盲導犬の寿命が短いのはそういう理由によるものかもしれないな。
けど、そんなストレスも褒められることによって充実感やプライドに変わるんだ。
短くても、誇り高く、濃い人生を送る盲導犬は犬界でもスーパースターだけど
その生き様は全ての生物の中でもエリート中のエリートと言っていい。

だからね、盲導犬にケガさせたり、イタズラする人間は死んじまえ!

って、母ちゃんが言ってた。

おいらは盲導犬にはなれないけど、優秀な家庭犬、Dr. タローだからさ
元気がない母ちゃんに特効薬を処方してやったんだ。



ほら!元気出たろ?
散歩行こうぜ!散歩!




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2016年7月18日月曜日

尾頭付き


「タロー、ちょっとお留守番しててね。」

父ちゃんと母ちゃん、揃ってどこ行くの?

「お前の1歳の誕生日だろ?
お祝いしなくちゃいけないだろ?
だから、ちょっといつもの寿司屋に行ってくる。」

わーい!今日の夕飯はお寿司だね!
早く行ってこいよ!おいら、いい子で待ってるから!

「やっぱり、1歳になると違うわね。
ホント、うちのタローはいい子だわ。」

まーなー。

あ、母ちゃん、因みにおいらは
中トロとホタテとウニが好きだな。
コレステロール三兄弟ね。

大トロは高いだろ?だから、無理すんな。
中トロでいいぞ、中トロで。
でも、できれば本マグロのやつね。


あ、父ちゃんと母ちゃんが帰って来た!

寿司だ!寿司だ!今晩は寿司だぞー。

「タロー、ただいま!」

おかえり!
いい子で待ってたぞ!
おいらのコレステロール三兄弟は?

「え?」

え?

まさか、2人で食べてきちゃったなんてことはないよな?
おいらのお祝いだよな?
父ちゃん、口からえんがわとはまちの匂いがするのはおいらの気のせいだよな?




「・・・・・・・気のせいに決まってるでしょ。
お前のもあるよ!ほら!」





「お前の大好きな人参のお刺身。

今日は尾頭付きだよ!」




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2016年7月16日土曜日

1歳になったぞ!


おいらがこの家に来て最初の2ヶ月は『悪魔』だった。



何でもかじる。
人も噛む。
吠えるし、飛びつくし、誰の言うことも聞かない。

みんなが母ちゃんに言ったっけ。
「大丈夫?こんな子?SPCAに返したら?」

ほらね、どうせまたおいらは別のところに連れて行かれるんだろ?
誰もおいらのことなんか好きじゃないんだ。

母ちゃんが言った。
「生まれてからこんな短い間に、この子は何人の人間に見捨てられるの?
そんなことできないよ。」

綺麗事言ってられるのも今だけさ。
お前だってすぐにおいらを見捨てるよ。

「大好きだよ。」
「いい子だよ。」
「お前のことを信じてるよ。」

けっ!知るかよ!
おいらの人生の中で、そんな言葉が本当だったことなんか1度もないぞ!




3ヶ月を過ぎると、『悪魔』を卒業して『ケダモノ』になった。



甘えたいんだけど、甘え方がわからなくて
大きな体で、噛んで、飛びついて、押し倒す。
父ちゃんと母ちゃんに毎日叱られた。
叱られた後、必ずハグしてもらって、少しずつ甘え方を覚えていったんだけど
父ちゃんと母ちゃん以外の人はみんなおいらを怖がった。

やっぱりみんなが母ちゃんに言ったっけ。
「大丈夫?後悔してるんじゃない?」

母ちゃんが言った。
「子供が言うことを聞かない度に、あなたたちは産んだことを後悔するの?」




4ヶ月が経った時、おいらは病気した。



このまま死ぬんだって覚悟した。
どこで死にたいかって考えた時
おいらの頭に浮かんだのは父ちゃんと母ちゃんの膝だった。
母ちゃんが病院に連れて行ってくれた。
おいらは見捨てられなかったんだ。
病院から帰って来たら、みんなが喜んでくれた。
みんなの嬉しそうな顔を見て、おいらは初めて自分が生きている世界を意識した。
人間はおいらの敵じゃない。
おいらは思ったよりも、ずっと暖かい世界に生きているんだって知ったんだ。
その瞬間、『ケダモノ』はやめて『やんちゃな犬』になった。

みんながおいらを見て言ったっけ。
「へー、変われば変わるもんだねー。
おとなしいと、この子は結構可愛いね。」

母ちゃんが言った。
「まだまだ、これからよ。」




この家に来て6ヶ月の時、母ちゃんが病気した。



母ちゃんの顔が見られなくなって、おいらは気が狂うかと思った。
父ちゃんがいいこと教えてくれた。
「お前がいい子にしてたら、母ちゃんは早く治るよ。」
母ちゃんの顔が見たくて
そのためなら、『いい子』になってもいいと思った。

おいらが幸せだと感じる世界には、いつも父ちゃんと母ちゃんがいて
父ちゃんと母ちゃんの間においらがすっぽり納まる。
おいらは父ちゃんと母ちゃんの子供で、この家に必要な存在なんだ。
完璧な安心感と幸福感に包まれて
おいらは今日もモリモリ飯を食う。




この家に来て、もうすぐ8ヶ月。



みんなが口を揃えて言う。
「いい犬だねぇ。」

母ちゃんが言う。
「はい、うちの子ですから!」

この女、ホント馬鹿だろ?
そこは「いえ、それほどでも。」って言うのが日本人だろ?

古代中国の皇帝が献上された鹿を馬だと言った。
「いえ、それは鹿です。」と言った家臣は殺された。
馬鹿という言葉はこれに由来するらしい。
本当のことを言う奴は馬鹿ってことか。

みんなが『悪魔』だと思った犬を
母ちゃんだけが『いい子』だって言い続けた。
みんなにもおいらにも言い続けて8ヶ月経ったら
『悪魔』は本当に『いい子』になっちゃった。
おいらの母ちゃんはきっと究極のプレミアム馬鹿なんだろう。
けど、母ちゃんの嬉しそうな顔を見てると
「馬鹿ほど幸せ」っていうのは本当なんだなって思う。
よかったな、母ちゃん。

このプレミアム親馬鹿母ちゃんのお陰で
おいらは今日 満 歳 になった!




母ちゃん、おいらに感謝しろよ!


がはははは!



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2016年7月14日木曜日

ペンキ塗りたて


父ちゃんがペンキを塗ってるんだ。
梯子を登って、すごく高いところも1人で全部塗るんだ。
家族のために一生懸命働く男ってカッコイイよな。

おいらは、そんな父ちゃんに梯子の下から声かけたんだ。

父ちゃん、頑張れ!

父ちゃんも返事してくれた。


どけ!そこはペンキ塗りたてだぞ!





母ちゃん・・・
なんか、おいらの鼻・・・カピカピしてるんだけど・・・。





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2016年7月12日火曜日

魔法の言葉


最近のおいらのマイブームは
浜辺でキャッチスティック

棒を海に投げてもらって、おいらが飛び込んでキャッチする。
棒を咥えて、父ちゃんと母ちゃんの元に持ってくるところまではいいんだけど
せっかくおいらが海に飛び込んでキャッチした棒だろ?
そのまま父ちゃんと母ちゃんに献上するのは、正直ちょっと悔しい。
だから、なかなか棒を渡さないんだ。



そんなおいらに、父ちゃんはおやつをポーンと投げて
おいらが棒を落とすのを待つんだ。
ま、定石通りの手法だな。

一方、おいらの母ちゃんは昔忍者だったから、術をいっぱい持っていてさ

母ちゃんの言うことなんか聞かないよ!

って、おいらは思っているのに
気がついたら、いつも母ちゃんの思った通りになっちゃってんだ。

おいらが棒を持って母ちゃんに突進していくだろ。

今日は絶対に母ちゃんに棒は渡さない!

って思っているおいらに母ちゃんは嬉しそうに笑って


「タロー、ありがとう


って言うんだ。
「ありがとう」って、結構ヤバいよな。

そう言われちゃったら、おいらだって悔しさ噛み締めてでも渡すしかないじゃないか。



ほら、持ってけよ・・・。




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2016年7月11日月曜日

おいらの家


前の犬が天国に行っちゃってから
父ちゃんと母ちゃんは、今の家にいつまで住もうかなって考えてたんだ。

おいらの家は、住宅街の一軒家。
一軒家は自分で家の管理を全部しなくちゃならないだろ?
これが結構大変なんだ。
毎月数回の草刈り、屋根の張替え、ペンキの塗り替え、雨漏りの修理
こういうことを全部自分でしなくちゃならない。

普通の人は業者さんにお願いするんだけど
これが高い上にアテにならない。
前金を払ったら業者が逃げちゃった、とか
もっと割のいい仕事にありついたから、工事途中で業者が来なくなっちゃった、とか
そういう話に事欠かない。
金額と工期が契約書通りに終わるなんてことは
日本では当たり前のことだけど、多民族国家カナダではそうそうない。

だから、うちでは家のメンテナンスは全部父ちゃんがやるんだ。
元大工の父ちゃんの仕事は、的確で丁寧だから、母ちゃんはすごく助かってるんだ。
去年は屋根瓦のシーリングをしてくれたし
その前の年は、雨漏りの補修と室内のペンキ塗りをしてくれた。

そんな器用な父ちゃんなんだけど、もうそろそろ気軽に高いところに登れる年ではなくなってきたんだよな。
おいらの家は、そろそろ築20年になるから、外壁の補修とペンキ塗りが必要なんだ。
近いうちに引っ越すのであれば、しなくていいけど
10年以上ここに住むなら、父ちゃんの体が動く今のうちにしておかなければならない。

父ちゃんと母ちゃんは考えた。
マンションみたいな集合住宅に住み替えたらどうなるか?って。

不動産が高騰している今なら、この家も高値で売れる。
固定資産税、維持費が安くなる。
掃除が楽になる。
草刈りも部屋の補修も管理組合がしてくれるから、生活そのものがとっても楽になる!
いいことずくめじゃん!

でも、1つだけ困ることがある。

それは、おいらだ。

散歩や用便の度にエレベーターで上り下りしなくちゃならないだろ?
今はまだ若いから、我慢もできるけど
おいらだって年取ったら、そうそう我慢もできなくなる。
歩けなくなったら、父ちゃんと母ちゃんがおいらの巨体を担いで1階まで運ぶことになる。
だからね、父ちゃんと母ちゃんとおいらが一緒に暮らしている間は
ずっとこの家に住むって決めたんだって。

おいらは生まれてから4ヶ月になるまで
あっちこっちをたらい回しにされてきたから
『自分の家』っていう概念がなかったんだ。
だけど、おいらは一生この家で父ちゃんと母ちゃんと暮らせるんだ!
ここはおいらの家なんだね!

おいら、すげー幸せ感じるよ。



ほら、父ちゃん!
ボヤボヤしてねーで
さっさとペンキ塗っちまえよ!




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2016年7月10日日曜日

天使と悪魔


最近、母ちゃん元気になったよな?
腕もあんまり痛くないみたいだしな。

じゃあ、そろそろおいらも『いい子』を卒業して
『ヤクザでヴィシャスなGSタロー』へと進化しようか。




この目つき、ヴィシャスだろ?
気を付けろよ!
おいらに触ると怪我するぜ!


「あれ~?母ちゃんの『いい子でジェントルなタロー』を見なかった?」

しらねーなー。

「そっかー。そろそろご飯の時間なんだけど・・・。」


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。





はい!ここでしゅ!
おいら、ここにいまっしゅ!
いい子でジェントルな母ちゃんのタローでしゅっ!





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2016年7月9日土曜日

距離感


最近のおいらは、あまりCodyの兄貴と遊ばなくなっちまった。

おいらの母ちゃんと兄貴の母ちゃんは相変わらず仲良しで
ちょいちょい互いの犬を連れて行き来するんだけど
おいらたち犬同士は同じ空間にいても、互いを気にかけることなく
勝手気ままにそれぞれが1人遊びに耽るんだ。



今まで、毎日毎日一緒にいただろ。
何て言うか・・・お互いを知り尽くしちゃって、新鮮味がないんだよ。

人間だって成長に応じて、兄弟や友人の距離感も変わってくるだろ?
そういう時期がおいらたちにも来たんだよな。

けど、ひとたび誰かがおいらたちの間に入って来ると・・・




ほーら、こんなに息が揃っちゃう。


兄弟っていいよな。





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2016年7月8日金曜日

あすなろタロー中国語(普通語)版 間もなく登場


中国語圏の皆さん、もうすぐこんにちは!

今度ね、おいらのブログの中国語(普通語)版ができるんだ!

おいらもいよいよアジア進出するんだ!

おいらの日本語を訳してくれるのは、母ちゃんのお友達の謝昭一さん。
中国広東省出身で、日本で大学院を卒業してるから、日本語が超堪能。
日中翻訳のプロフェッショナルだぜ!
昭一さんもカナダ在住で、GS2頭を家族にしていて、畑仕事に精を出しているんだ。
おいらの母ちゃんとよく似てるだろ?
でもな、ここだけの話、母ちゃんよりずっと若いんだ。
内緒だぜ。

これが昭一さんの家のGS。NinjaとLukaの兄弟犬だ。


きれいな顔立ちの上に、幸せそうな顔してるだろ?
犬だって、人と同じように育ちが顔に出るんだよな。


おいらの父ちゃんと母ちゃんはカナダに来る前
中国の上海で仕事しながら暮らしていたんだ。
2002年5月、父ちゃんと母ちゃんが上海の街を散歩していたら
花鳥市場と呼ばれる小動物、金魚、昆虫、植物なんかを売っている市場があったんだ。
その中に入っていったら、犬を売っているお店がたくさんあってね
クレートに入れられた可愛い子犬がいっぱいいたんだってさ。

ま、おいらの方が断然可愛いと思うんだけどね。

子犬にはみんな値段がつけられていたんだけど
1頭だけ、値札が付いていない子犬がいてね
その子犬がすごく可愛かったんだって。

ま、おいらの方が断然可愛いと思うんだけどね。

「可愛いからきっと売れちゃったんだね。」
母ちゃんは日本人の思考回路でそう思ったんだけど
本当はその犬はこれから処分されちゃうから値札を外されたところだったんだ。
「買ってくれるなら半額でいいよ。」
お店のおじさんにそう言われて、父ちゃんと母ちゃんはすごく悲しくなったんだって。

父ちゃんと母ちゃんはちゃんとわかっていたんだよ。
そういう犬は中国だけでも何百万、何千万頭もいて
父ちゃんと母ちゃんだけで全部の犬を助けることなんて不可能だってことも
まだ生後2か月の可愛い子犬なのに処分されちゃうってことは
その犬になんらかの病気や障害があるんだろうってことも。
でも、父ちゃんと母ちゃんはその犬を自分たちの子供にしたんだ。

全部を助けることができないってことが
1頭も助けないという理由にはならない

これはおいらの父ちゃんと母ちゃんの信念だ。

その犬は白くて小さくて、鼻がぺちゃんこで、垂れ耳で、短足の犬でさ
おいらとは何から何まで正反対の犬だったんだって。
で、やっぱり、その犬は生まれつき足に障害があったんだ。

父ちゃんと母ちゃんはその犬を獣医に連れて行きたかったんだけど
当時の上海では、まだ政府主導の犬狩りが頻繁に行われていてさ
警察がある日突然家の中に入ってきて、軍用犬以外の全ての犬をその場で絞め殺して
遺体を袋に入れて持って行っちゃうんだ。
狂犬病予防っていう名目なんだけど、ワクチンを打っていても殺されちゃうんだ。
ほとんどのワクチンが偽物だったからね。

何から何まで怖いよな。

獣医に連れて行くということは、犬を飼っているという情報を流すことになるだろ?
だから、父ちゃんと母ちゃんはその犬を病院に連れていくことができなかったんだ。

「今日はここで犬狩りをやるぞ。」っていう情報が入ると
母ちゃんはその子を胸の中に入れて、知り合いのタクシーを呼んで
市内を何時間も走り回ったんだ。

よかったな、小さくて。

母ちゃんの胸の話じゃないぞ!
犬の体の大きさの話だ!
勘違いするなよ!絶対にするなよ!

父ちゃんと母ちゃんのそんな苦労を知ってか知らずか
その犬は父ちゃんと母ちゃんに大きな貢献をしたんだ。

父ちゃんと母ちゃんの会社に押し入った泥棒を2回
社員の火の不始末による火事を2回
小さな体で大きく鳴いて、会社を救ったんだってさ。
このうちのどれか1回でもまともに食らってたら
父ちゃんと母ちゃんに今のような生活はなかっただろうよ。
当然、おいらも今ここにいられないわけだ。
会ったことない兄貴だけど、ありがとうな。

でね、その犬が5歳になった時、父ちゃんと母ちゃんに連れられて日本に行ったんだ。
母ちゃんはその犬をすぐに日本の獣医に連れて行ったんだけど
もう手遅れの重度のヘルニアになっててさ
可哀想に、一生投薬が必要な状態だったんだって。

それでも、日本で幸せな中年期を過ごしたその犬は
7歳の時に、カナダにやって来た。
カナダは日本よりも犬にとっては天国でさ
何て言ったって、涼しいだろ?
犬が散歩するのに最適な芝地がたくさんあるだろ?
そして何より、人と社会が犬に優しいんだ。

北米はアジア諸国より歴史が浅いと言われるけど
人と犬との幸せな共存の歴史は、中国より、日本よりずっとずっと深いんだ。
そんなカナダで更に幸せな老年期を過ごしたその犬は
2015年1月8日、父ちゃんの足元で眠ったまま静かに息を引き取った。
享年もうすぐ13歳。
父ちゃんと母ちゃんに『安楽死』の選択の隙を与えないという
最高の親孝行を最期の贈り物にして、虹の橋を渡って行ったんだ。

小さな命が消えていくのを見捨てなかった父ちゃんと母ちゃんが
その命に何度も救われて、幸せな生活を手に入れた。
その父ちゃんと母ちゃんに、今度はおいらが救われた。
おいらも父ちゃんと母ちゃんだけでなく、他の誰かを救う犬になる。

こんな人と動物の幸せの循環は決して奇跡なんかじゃないんだぜ。

動物を飼っている人たちの間には、よく起こることなんだ。

おいらはそういう事実に気付いてほしくて、このブログを書いている。
特に大きな人口を抱えて、大きな転換期に来ている大国『中国』の皆さんに読んでほしいと願ってる。
そして、世界中の人と動物が、今日より明日、明日より来年、その先もずっとずっと
少しずつ、少しずつ、でも確実に幸せになっていくことを願ってる。

心から願ってる。



photo by 斉藤光一氏




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2016年7月6日水曜日

夏の怪現象


最近、父ちゃんと母ちゃんはおいらを海や川に連れて行ってくれるんだ。
おいらの家の近所にはドッグラン併設のビーチがいくつかあって
おいらはそこに落ちている木の棒を拾い集めるのが好きなんだ。

1本、2本、3本・・・さて、これで5本だな。
あれ?4本しかないぞ。
おいら数え間違えたかな?
じゃ、もう1本っと。
あれ?それでもやっぱり4本しかない・・・。

あー、父ちゃんひどいよ!
それ、おいらの棒だよ!

父ちゃんに飛びつこうとすると、父ちゃんはおいらの棒を海に向かって投げるんだ。

あー、あー、あー
おいらの棒が流されちゃうじゃないか!

おいらは海に向かって飛び込む。
棒を咥えて砂浜に持ってくると
おいらが咥えている棒を合わせても、やっぱり4本しかない・・・。



あー、父ちゃん!またかよ!おいらの棒だぜ!
返せよな!

おいらはまたまた海に飛び込む。



何度、海の中に棒を拾いに行っても、砂浜に戻るとおいらの棒は常に4本しかないんだ。
変だろ?

こんなことを30回くらい繰り返して
父ちゃんの腕が疲れた頃、なぜか突然、棒は5本になるんだ。
変だろ?

その後、おいらと父ちゃんと母ちゃんはドッグランで走るんだ。
父ちゃんと母ちゃんは50mくらい離れて、交互においらを呼ぶんだけど
おいらが疲れてはーはー言ってるのに
父ちゃんと母ちゃんの呼吸は全く乱れないんだ。
変だろ?

母ちゃん、出掛ける前に言ったよな?
「3人で走ろう!」って。
おいらが1人で走ってるなんてことはないよな?
きっと、人間は犬より心肺機能がタフなんだよな?



なんか、夏って変なことがいっぱい起こるよな。





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