2018年5月28日月曜日

なぜグレインフリーなのか?


アメリカやカナダのペットフードはグレインフリーが主流なんだけど、グレインフリーってなんだよ?って言う人いるだろ?
恥ずかしがらずに手挙げろよ。
グルテンフリーと混同している人もいるだろ?
「あら、バレちゃった?」って思ったそこの奥さんも手挙げて。


グレインフリーっていうのは、穀物が入っていないっていうこと。
因みに芋や豆類はグレインの中に入らないからね。
ついでにグルテンフリーっていうのは、麦類の中の粘り成分であるグルテンを除去してあるってことだから、グルテンフリーって書いてあっても、グレインフリーとは限らないよ。

グルテンフリーについては後日書くから、今日はグレインフリーのお話しね。

なぜ、欧米を中心にグレインフリーが流行っているかって言うと、狩猟民族に飼われてきた欧米原産の犬は肉食中心で命を繋いできたから、欧米の多くの専門家は「犬に穀物は必要ない」って思っているんだ。犬はほぼ肉食だと思っているんだな。
けど、日本をはじめとするアジア原産の犬たちは、農耕民族と共に暮らしてきたわけだから、穀物を食べて今の生態になってきてるだろ。穀物が要らない体とは言えないんだ。
だから、日本では犬を肉食寄りの雑食としているんだ。
つまり、グレインフリーがいいかどうかは、犬の原産国によって違うんだよな。


ただ、犬の原産国に拘わらず、穀物に対してアレルギー反応を示す犬って結構いるんだ。
そういう犬にはもちろんグレインフリーの餌を与えてくれよ。
穀物アレルギーの中には重篤なものも多くて、特に蕎麦や小麦アレルギーが多いから、おかしいなと思ったら、すぐに病院でアレルギーチェックをしてもらおう。
昨日まで元気だったのに、突然大変なことになっちゃった。
調べてみたら穀物アレルギーだった。
こういうケースはすごく多い。
原因不明の湿疹がなかなか治らない、決まった時間に咳が出る、下痢や軟便が続くという症状があれば、すぐに病院でアレルギーチェックしてもらおうな。

それから、グレインフリーのいいところはアフラトキシンの影響を受けないというところだな。
アフラトキシンというのは、穀類、ナッツ類に繁殖するカビから発生するカビ毒のこと。
日本は湿度が高いから、カビなんていつだってどこにだってある。
あまり大したことだと思っていない人も多いかもしれない。
けど、アフラトキシンというのは別名『自然界最強の発癌性物質』と言われているんだ。
だから、カビが生えた米や麦、ピーナッツは「カビだけ落とせば大丈夫」なんて思っちゃダメだぞ!おいらたちの餌にカビが生えたら、頼むから袋ごと捨ててほしいんだ。
グレインフリーの餌にだってカビが生えることがあるだろう。
でも、それがアフラトキシンである確率はグレインフリーでない餌に比べて格段に低い。


つまり、グレインフリーの餌にするかどうかは、

① 欧米原産の犬か、アジア原産の犬か。
② 穀物アレルギーがあるかどうか。
③ 餌にカビが生えやすい環境かどうか。

で決めるといいと思うんだ。
これは、市販の餌でも、手作りの餌でも同じ判断だと思う。

おいらは欧米原産の犬だけど、穀物アレルギーは今のところない。
母ちゃんが作り溜めした餌を冷凍保存しているから、カビの心配はほぼない。
だから、餌の中に10%穀物が入ってる。
今後、穀物によるアレルギーを発症したら、この穀物は野菜に置き換わるんだろうな。

餌がおいらたちの体調やライフステージによって変わるのは当然のこと。
おいらたちの様子や便の状態をちゃんと観察しながら考えてほしいと思うんだ。








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