あすなろタロー　ただいま修行中: バルーンブーツを履いてみた！

一昨日、おいらの足の裏にできものができているのを父ちゃんが発見した。

汚くてごめんよ。
おまけに黒い肉球に黒いできものだから見づらいよな。

ブロッコリーの花芽分化のようにボコボコとしたできもので、肉芽腫か？と焦った父ちゃんと母ちゃんはおいらを病院に連れて行った。
肉芽腫にはいろいろな原因といろいろな種類があって、皮膚がんに近いものもあるから油断できないんだよな。
とりあえず細胞検査をしてもらって結果待ちなんだけど、獣医さんがステロイド剤を使えばすぐに消えるよって勧めたんだけど、母ちゃんは「要らない」って断ったんだ。

できものは理由があるからできるんだよな。
原因がわからないまま、ステロイドで表面だけきれいにしても、それは治ったことにはならないだろ。

原因もできものの正体もわからないまま薬を使うのは嫌だって母ちゃんが駄々をこねるから、仕方なくおいらは手ぶらで帰って来たんだ。

でも、こんなできものができたまま外を歩いたら、かさぶたが剥がれてバイキンが入っちゃうだろ。だから、こんなのを買ってもらったんだ。

これはバルーンブーツって言って、生ゴムでできた犬用ブーツなんだ。

おいらは一番大きい直径13cmのXラージサイズが欲しかったんだけど、品切れ中で仕方なく直径10cmのラージサイズを買ってもらったんだ。
そしたらね、案の定小さくて、おいらの可愛い足が入らないときたもんだ。
父ちゃんがちょっと切れ目を入れてくれて、なんとか足が入ったんだけど、

おいらの美脚を入れると切れ目からどんどん裂けていくから、マスキングテープでぐるっと巻いてもらったんだ。
うん、特別仕様ってやつね。

大きさが合わないから今回は苦労したけど、サイズが合えばこれはかなり便利だと思うよ。
今回のように傷を保護したり、炎天下のアスファルトの上を歩く時や、路面が凍って塩が撒かれている時なんかに使えるよな。
サイズによって入っている枚数が違うんだけど、ラージサイズは12枚入っていてCAN$20（日本円：1600円）。
見た目、小さな風船が12枚で1600円だと思うと高いけど、かなり厚手で丈夫な風船だから、洗って繰り返し使えるんだ。

使い方は普通に足を突っ込んで履くだけ。
ただ、気を付けなくちゃいけないのは、ブーツを履かせるときは全部の足に履かせないと、バランスが取れなくなって犬は腰を傷めるんだ。
おいらの先代犬が肉球を怪我した時に、1本の足だけ靴下を履かせたら、目に見えてヘルニアが悪化したんだよな。

おいらたちはデリケートなんだよ。