今日の母ちゃんは随分体調がいいみたいなんだけど、父ちゃんは完全にポンコツ状態。
おいらがこの家に来て、お散歩に連れて行ってもらえないなんて事態は今回が初めてのこと。
→ お散歩できないおいらの家の事情
カナダにもレストランのランキングサイトがあって、具合が悪くなってからそのレストランを調べてみたら、おいらの父ちゃん、母ちゃんと同じ症状になったっていうコメントを見つけた。
って、ことは犯人はあいつか?
おいらの父ちゃんと母ちゃんは2000年から2009年まで中国で暮らしてた。
その間に、食事の後、気持ちが悪くなってめまいがするってことが度々あったんだ。
長いことその原因がわからなかったんだけど、何を食べた後に具合が悪くなるか記録を取っていったら、2つの原因があるんじゃないかって思ったんだ。
1つはカエルやエビ、カニを食べた時。
2つ目は油が多い料理を食べた時。
ちなみに日本でエビやカニを食べても、油が多い料理を食べてもなんともない。
中国でだけ起こる現象だったんだ。
1つ目の原因は、養殖された食材を食べた時に具合が悪くなるってこと。
父ちゃんと母ちゃんの知り合いに上海蟹の養殖をしている人がいるんだけど、その人が言うには相当のホルモン剤、抗生物質、殺菌剤を使っているんだって。
2つ目の油は地溝油の問題だよな。
地溝油っていうのは、廃棄された使用済みの油を排水溝からすくい上げて、薬剤処理してリサイクルした油のこと。排水溝からすくい上げてくるわけだから、植物油も動物油も機械油も混じってる。
そんな油をまた食用にするっていうんだから、ある意味すごいハイテクだよな。
まあ、水も1度使われた水を薬剤処理して飲用水にするっていうのは、どこの国でもやっていることだから、それの油版ってことなんだろう。
けどな、水に溶ける薬は体外に排出するのが簡単だけど、油に混じった薬剤は体内に残留して腎臓や肝臓に相当の負担をかけるんだよな。
中国政府も、初めは非合法の地溝油の摘発に躍起になっていたんだけど、一転して「13億の人民を食べさせていくには、地溝油は必要。」という声明を出したもんだから、うわーっと広まっちゃったんだ。
現在、中国で食べられている油の95%以上はこの地溝油。
スーパーに行って売っている油も、ラベルにはひまわり油、大豆油、コーン油とか書いてあるけど、中身は地溝油。
高級レストランで使っている油も地溝油。
中国に住んでいると、地溝油から逃れることはほぼ不可能なんだ。
それに、人間の体っていうのはよくできていて、地溝油を少量摂取している分には体はだんだん慣れてくる。表面上は何とも感じなくなってくるんだ。
けど、おいらの父ちゃんと母ちゃんは10年カナダに暮らしているから、地溝油に対する耐性は落ちちゃってるし、年も取っちゃった。きっと体がびっくりしちゃったんだな。
4日前に父ちゃんと母ちゃんが行った四川料理の店は、最近できたばかりのお店。
カナダの中華料理店は、中国人シェフがカナダの食材で作るから新鮮で比較的安全だと思ってたらしい。実際、今までこんなことはなかったしな。
カナダでも、中国から輸入した油が大量に売られてる。
うちは絶対に買わないけど、レストランでは使われているのかもしれないな。
沸騰魚には大量の辣油を使うんだよな。
あれも地溝油だったのかなぁ?
だから、おいらはお散歩に行かれなかったのか?
地溝油のばかぁ。

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