おいらと父ちゃんはいつも通りにいい感じで散歩してたんだ。
おいらの仔馬のようなギャロップを褒めながら、父ちゃんも上機嫌だったんだ。
なのに、ある家の前に来たら・・・
うぎゃーーー!!!!!
突然、おいらの身体に稲妻が走ったんだ。
実はおいらの首には2つの首輪がついている。
1つは普通の首輪。
普通と言っても超大型犬用のゴツいヤツなんだけど。
もう1つは、ショックカラーっていって
おいらが人や他の動物を攻撃しようとしたり
この間みたいに道路に飛び出そうとした時に
本能から理性に戻すために軽い電流が流れる首輪。
おいらはこの刺激が大嫌いなんだけど、万一の時のために必要なんだって。
この首輪はおもちゃじゃないから、父ちゃんと母ちゃんは必要最小限で注意して使っているんだ。
この首輪に不愉快な電流が流れた時は、おいらも「悪かった」ってちゃんとわかってる。
でも、今のはひどいじゃないか!
おいら、何も悪いことしてないぞ!
しかも、いつもより電流がハイボルテージで、通電時間も長いぞ。
おいらは涙目で父ちゃんを睨みつけたんだ。
どうしたんだ、タロー?
父ちゃんがオロオロしてる。
大丈夫か?
どうしたんだ?
父ちゃんが抱きしめてくれた。
父ちゃんじゃないんだ。
じゃあ、なんなんだよ、この衝撃は?
この家の前を通り過ぎたら、衝撃は嘘のようになくなった。
多分、この家でも犬を飼っていて
犬が家の外に出ないようにフェンスに電流を通してあるんだな。
おいらのショックカラーがたまたまその装置の周波数に合致しちゃったのかな?
はー、死ぬかと思ったぜ。
世の中って何が起こるかわかんねーなー。

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