おいらの昨日の記事でみんなメイポゥセィロップ、じゃなかったメイプルシロップが欲しくなっただろ。
ごめんよ、おいらカナダの犬だからさ、つい発音がネイティブになっちゃうんだよ。
→ こんなに使えるメイプルシロップ
全世界に流通しているメイプルシロップの80%がカナダ産。
そのうちの90%以上がケベック州のプロダクツなんだ。
アメリカでも作られているんだけど、原料のサトウカエデの生育条件にはケベック州が向いていて、生産量、品質共にカナダ産が世界一って言われてるんだ。
ほんのわずかだけれど日本でも生産されているんだよ。
そんなメイプルシロップだけど、同じケベック産でもファームやその年の気候条件、樹液の採取時期、グレードによって、色も味もお値段も様々。
オリーブオイルみたいなもんだと思ってくれ。
じゃあ、その品質やグレードはどうやって見分けるかっていうとね、まずは原料になるサトウカエデの樹液がオーガニックかどうか。
オーガニックと非オーガニックの製品では、味も成分もやっぱり違うんだって。
で、当然お値段も違ってくる。
カナダのオーガニック表示は世界基準の中でもかなり厳しくて、虚偽表示や虚偽の栽培方法をするとそのペナルティも半端ないから信用できるとされているんだって。
それからメイプルシロップにはちみつやカラメル、水あめを混ぜている場合もある。
純粋なメイプルシロップにはPURE(英語)またはPUR(フランス語)という表示がついているから参考にしてね。
次に基準となるのは色。
これは現在は4段階に分かれてる。(2017年から新基準)
そしてこの4段階がそのままグレードになるんだ。
1. ゴールデンデリケート
熟成が進んだみりんのような色で2~3月上旬に採取するいわゆる一番搾りの樹液で作られた希少品。好みによるけど、あっさりしていて「これ本当にメイプル?」って思う味と香り。
2. アンバーリッチ
3月以降ゴールデンデリケートの樹液を採取した直後に採取する樹液で作られる。ほどよいコクがありクセは少ないバランスの取れた味と香り。日本で一般的に知られているメイプルシロップはこれ。
3. ダークロバスト
3月中旬頃に採取される樹液で作られる。コクが深く、通向き。製菓用に用いられることが多い。
4. ベリーダークストロング
4月の採取末期の樹液で作る。濃い味と香り。ほとんど黒蜜状態。PUREでないメープルシロップはこのグレードのものとはちみつ、水あめなどの材料で合成される。加工用の流通がほとんどで、一般市場には出回らない。
こんな感じにグレード分けされていて、色が薄いほど値段が高いって思ってくれていい。
ただ、色が薄いほど味と香りも薄いしポリフェノール含有量も低くなるから、高ければ美味しい、体にいいということではないから注意してくれよな。
つまり、いいメイプルシロップを選ぼうと思ったら、オーガニックでPURE、あと色と味は好みだ。
どれを選んだらいいか迷ったら、おいらはアンバーリッチを勧めるよ。
開封していないメイプルシロップの保存期間は3年って言われてるんだけど、母ちゃんが昨日開封したメイプルシロップは2009年に製造されたものだった。でも母ちゃんは
うん、おいしい!
って言ってたぞ。
開封したら後は冷蔵庫保存が基本ね。
はちみつのようにボツリヌス菌の心配がないから、きっちり封さえしておけば長期保存が可能だっていうのが母ちゃんの持論だ。
どうだ、わかったか!
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