日本もガソリンの値段が上がってるか?
カナダもかなり高いぞ。
今日のレートで1ℓがCAD1.54(日本円:123円)だ。
父ちゃんと母ちゃんがカナダに上陸した9年前はCAD0.78(日本円:62.4円)だから、大体2倍に跳ね上がっちゃった。
おかしな話だろ?
カナダは産油国なんだぜ。
そんな産油国カナダから、父ちゃんと母ちゃんは毎月アメリカのワシントン州にガソリンを買いに行く。
アメリカに行くと日本円換算で1ℓ85円で買えちゃうんだ。
おかしな話だろ?
ワシントン州のガソリンはカナダのアルバータ州からパイプラインで輸入したものなんだぜ。
ガソリンを買うついでに、食料もアメリカで調達してくる。
卵、肉、乳製品は、アメリカの方が断然安いんだ。
いつものようにTrader Joe'sというオーガニックスーパーで買い物をしていると、ファンキーな白人おじさんが父ちゃんと母ちゃんに話しかけてきた。
あなたたちは神奈川の人ですか?
だけど、日本での最後の住所は神奈川県。
父ちゃんの日本での24年間は、新婚時代の数か月を除いてずっと神奈川県。
どうして神奈川から来たと思ったのか聞いてみると、母ちゃんの日本語の発音が神奈川だって言うんだ。
おいおいおいおいおーーーーい!
東京、神奈川、千葉、埼玉の都市部の発音はほぼ同じだぜ。
日本人でも、そこから出身地は割り出せないぞ。
ちょっと不審に思って聞いてみたら、神奈川に友人がいて、その人が話す発音と同じだってことだった。つまり、東京、千葉、埼玉に友人はいないんだね。
会話の途中、父ちゃんが「僕は中国人だ。」って言うと、このおじさんは中国語の普通語で会話を始めた。おじさんの普通語の発音は母ちゃんには聞き取れないジャンクだったけど、ネイティブの父ちゃんにはなんとか聞き取れる。つまり、中国語の会話経験がある発音なんだ。しかも、広東語もいけちゃう。
会話中にインド系のおじさんが通りかかると、ヒンズー語で話しかける。
あんた、何か国語しゃべれるんだ?
会話の終わりに「また、会おうね。」って言うと、「ああ、隣の通路で会おう。」って、アメリカンジョークで返してくる。
おじさん、ラブリーだぜ。
実はこのおじさん、お茶の輸出入及び販売業をやってる人。
だから、世界中のお茶の産地の言葉が挨拶レベルなら一通りできるんだろうな。
帰り際に、おじさんの会社の名刺とボールペンをくれたんだ。
せっかくだから、おいらがここで紹介しちゃおうと思う。
ウェブサイトはここ。
こうやって、わずかな出会いでも積極的にビジネスのチャンスを見出そうと、おじさんは一生懸命なんだと思う。
おいらの父ちゃんと母ちゃんにもそういう時代があって、地べたを這いつくばるように仕事をしていた時期がある。
自営業者っていうのは市場との闘いでもあれば、自分との闘いでもある。虚栄心や小さなプライドに自分の信念が勝てるかどうかの闘いが延々と続く。
たくさんの出会いの中に「この人を応援してあげよう」と心から思ってくれる人に巡り合えたら、ビジネスは半分成功だ。
でも、その出会いを作るのは自分の地道な努力に他ならない。
そんな努力を一生懸命しているおじさんに是非成功してもらいたいと、父ちゃんと母ちゃんは思ったんだろうな。
ボールペンじゃなくてグリニーズだったら、おいらも応援したのになぁ。
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