1月8日、バンクーバーは雨だった。
おいらの家も雨だった。
父ちゃんと母ちゃんはやけに静かで、時々写真に向かって話しかけては声を詰まらせてた。
おいらも黙って写真を見てた。
おいらの1/5くらいしかない小さな体で、父ちゃんと母ちゃんを一生懸命に守ったワンコが亡くなって3年。だけど、父ちゃんと母ちゃんにはまだ昨日のことみたいなんだ。
おいらは生きているのに、毎日父ちゃんと母ちゃんと一緒にいるのに、父ちゃんと母ちゃんの心の中から先代がいなくなることはないんだ。
おいらはそれがちょっと悲しくて悔しい。
だから、おいらは写真をじっと見つめる。
けど、先代や先々代や、そのまた先代が犬の信頼をつないでくれたから、おいらも父ちゃんと母ちゃんの子になれたんだよな。
そう思ったら、やっぱりありがとうって思う。
そして、おいらは一心不乱に写真をじっとじっと見つめる。
泣いている父ちゃんと母ちゃんの代わりに心配するんだ。
あのお供え物はどこに行くんだろうって。
にほんブログ村
人気ブログランキング
当ブログはリンクフリーですが、無断転載および無断利用を固くお断りします。
All copyrights 2017 are reserved in Asunaro Taro
にほんブログ村 ブロトピ:ブロトピ投稿でアクセスアップ‼ ブロトピ:相互アクセスアップの仲間を探しています。
0 件のコメント:
コメントを投稿