あすなろタロー　ただいま修行中: 濡れ衣

今日もおいらは父ちゃんと母ちゃんと一緒に公園に遊びに行ったんだ。
おいらが行く時はもう夕暮れだから、あんまり他の犬も人もいないんだけど、今日はホワイトシェパードとハスキーがいたんだ。
2人とも同じ飼い主さんの犬。

おいらはその2頭と仲良く、大型犬らしく激しく遊んでいて、そいつらの父ちゃんも嬉しそうにおいらたちを見てた。
「タロー、Come on!」
母ちゃんがおいらを呼んだんだ。
その途端に、そいつらの父ちゃんがおいらから自分の犬を遠ざけて帰ろうとしたんだ。

なんで？

不審に思った母ちゃんがそいつらの父ちゃんに聞いたんだ。
そしたら、そいつらの父ちゃんが言うんだ。
「このタローって犬は危ないんだろ？
他の犬を噛んで大変な目に遭わせた危険犬だって聞いたぞ。
躾はちゃんとやってんのか？」

母ちゃん、キョトン・・・。
タローは英語だとTaro。
英語圏ではタロイモのこと。
こんなおかしな名前の犬はきっとカナダにはおいらしかいないだろうから、他の犬と間違われているっていう可能性は限りなく低い。

「うちのタローは他の犬に噛み付いたり、攻撃したことは一度もないですよ。
誰がそんなことを言ってるんですか？
あなたも自分の犬とうちの犬が仲良く遊んでいるところを、たった今見てたでしょう？」

そいつらの父ちゃんがオドオドし始めた。
「その人が誰かなんて知らないよ。ただ、そう聞いただけ。」
「じゃあ、その人の犬は何でしたか？」
「彼女の犬はハスキーだったかな・・・。」

もしかして・・・
こいつか？

→　流血のファミリーデイ　無責任な飼い主

「うちの犬は大きいけれど、小さな犬にも攻撃されちゃうんですよ。
この間なんて、ブルーっていうハスキーの女の子に突然顔を噛まれて、すごく血が出てびっくりしちゃったんです。ほら。」
って言って、おいらの流血写真を見せたんだ。

そいつらの父ちゃんはびっくり且つ納得して帰って行ったけど、もしおいらが危ない犬だって噂を流しているのがブルーの母ちゃんだとしたら、卑怯ここに極まれりって感じだよな。
変な噂を撒かれる前に、自分がデマを流しておいらをのけ者にしようって魂胆かよ？

おいらもおいらの父ちゃんも母ちゃんも、陰で人の悪口を言ったり、変な噂を流したりしない。
ブログで事実を広めるけど(;^ω^)
ましてや、被害者と加害者をひっくり返したデマって相当悪質だよな。

ホント、人の悪口って、言われている方の話も聞かないとわからないもんだなって、おいらは今日いい勉強をしたぜ。