毎日ミルフィーユ鍋を食べると

ちょっと前にブログのお友達の間で流行っていたミルフィーユ鍋。
白菜と豚肉の薄切りを重ねて鍋にするんだよな。
母ちゃんもずっと気になっていた。
糖尿病食にも、ダイエットにもいいって書いてあったもんな。

王道のミルフィーユ鍋

バンクーバーでミルフィーユ鍋を作るのは、実は日本ほど簡単じゃない。
まず第一に、薄切りの肉が売ってない。
次に白菜。
北米のどの家庭でも食べられているキャベツに比べて、欧米人にあまりなじみのない白菜は、見かける頻度も、値段のお手頃感もちょっと負けちゃうんだ。
白菜によく似たスイチョイっていうのがあって、日本食スーパーや中華スーパー以外で売っている白菜みたいなやつは大概スイチョイなんだ。
白菜独特のほのかな甘みがスイチョイにはなくて、水っぽい。
かと言って、簡単に家庭菜園で作れる野菜でもない。
だから母ちゃんは敬遠してあまり白菜を使った料理はしなかったんだ。

お尻がすぼんでるのがスイチョイ

白菜

ところがこの間、行きつけの日本食スーパーで立派な白菜を見つけて、以来、母ちゃんは毎日毎日ミルフィーユ鍋を作る。
母ちゃんのミルフィーユ鍋はお肉少な目。
減らしたお肉の分、人参とごぼうの薄切りを挟む。

母ちゃんのミルフィーユ鍋

これを前菜としてもりもり食べるんだ。
後は普段通りにご飯を食べる。

ミルフィーユ鍋を食べ始めて2日目。
母ちゃんは体が軽くなった気がしたんだ。
そして今日で4日目。
父ちゃんの血糖値が正常値になり、母ちゃんの体重が1.5kg落ちた。
食べている量自体は全然減ってないのに、体重は減ってるんだ。

これをとりあえず1週間続けてみるって母ちゃんは言ってる。
体のためだからって。

でも、おいらは見抜いてる。
毎日の献立の1品が決まってたら、献立を考える面倒が大幅に減るんだってことを。

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