あすなろタロー　ただいま修行中: 美味しく減塩　RUBという万能調味料

おいらの家では腎臓が良くない父ちゃんのために減塩に気を付けてるんだけど、この父ちゃんがしょっぱいものが好きで好きで、毎日母ちゃんは頭を抱えてるんだ。
特に魚介類は塩が効いていないと、父ちゃんは1口食べて箸を置いちゃうんだ。

じゃあ、おいらが食ってやるからよこせよ。

ってワケにはいかないから、塩の使い方を母ちゃんは考えた。

味を薄くするのは父ちゃん的に×だから、きちんと塩味を出しながら料理しようと思ったら、スープ類はなしになる。
舌に触れていない部分にもまんべんなく塩が含まれるスープ類は減塩の敵だ。
しっかり味のついたおかずを食べながら、スープの代わりにお茶を飲んだ方がずっと減塩になるんだよな。
あと、ソース類も控えめにする。
肉や魚は必ず塩で下処理をするから、更にソース類をかけると結構な量の塩分になっちゃうだろ。

それで母ちゃんはこれを使うんだ。

Szeged Chicken Rub in, 5-Ounce Tins (Pack of 6)

これはRUBっていって、材料に擦り込むタイプの調味料。

塩とハーブ類が粉になっているんだけど、たんぱく質を柔らかくしてくれる材料も入っているから塩味が香りと共によく浸透してくれるんだ。
RUBと油を5:1で混ぜ合わせたものを材料によく揉み込むっていうのが本来の使い方なんだけど、直接、材料に擦り込んでもいいんだ。好みでレモン汁を混ぜてもいい。
肉や魚によく揉み込んだら2～24時間冷蔵庫で寝かせる。6時間以上がおススメらしい。
後は、煮るなり焼くなり、油で揚げるなり、好きにしてくれ。

材料にしっかり味がつくから、後からソース類をかける必要もない。
減塩に気を付けている人にはおススメよ。

17世紀からハンガリーに伝わる秘伝のRUB。
化学調味料や添加物も使っていないから安心して使えるんだ。
チキンとか魚とか一応分かれてるんだけど、チキンRUBを魚に使っても、フィッシュRUBをステーキに使ったって全然構わない。
ま、固いこと言うなっていう大らかな調味料だ。
おいらの母ちゃんは大きめにカットしたじゃがいもにRUBを揉み込んで1時間放置。
米粉を付けて油でカラッと揚げる。
これが我が家のフライドポテト。

しっかり味と香りはついているのに、塩分はそんなに含まれていないから、父ちゃんも安心して食べられるんだ。

日本だとこんな感じかな。