おいらの家の周りの桜も7分咲き。
もうちょっとでお花見だね、母ちゃん!
って言ってたら
そりゃねーだろ?って勢いで3日間雨、雨、雨。
天気予報では、あと2日は雨が続くらしい。
まじかよ?
桜が散っちゃうじゃん!
一期一会の愛しい命のために
桜の原産地は中国らしいんだけど
母ちゃんが言うには、上海に暮らしていた頃はあまり桜を見なかったらしい。
あっても、小さな木がぽつんと淋し気に立っているくらいで
うわーって圧倒されるような桜の風景には出会ったことがなかったんだって。
ところがバンクーバーには桜がいっぱいあるんだ。
緋寒桜は3月には綺麗に咲いて5月の終わりくらいまであるし
ソメイヨシノみたいな桜もあちこちにある。
なんでここにこんなに桜があるかって言うとね
第一次世界大戦で命を落とした日系カナダ人の慰霊祭に
神戸市と横浜市が500本の桜を寄贈してくれたんだ。
バンクーバーの桜の歴史はここに誕生したんだ。
なんと、1930年代のこと。
それが1940年代に入ると、日本とカナダは対立を深め
ここの日系人たちは言葉に尽くせない苦労を強いられたんだ。
太平洋戦争が始まると、敵国民として全ての財産を没収され
カナダ国民と認められなかったにも拘らず
カナダ兵として徴兵され、残った者は収容所に送られたんだ。
その時の様子は『バンクーバーの朝日』を観ればよくわかる。
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2年前のバンクーバー国際映画祭で特別賞を受賞した作品なんだけど
母ちゃんもその映画祭で見て大泣きしたんだ。
今、自分たちが笑って暮らしているこの場所が
わずか70年前の日本人にはどんなところだったのか
今でこそ日本人はカナダでとても歓迎される国民なんだけど
その礎は、その頃の日本人たちの生き様にあったんだってことを
この映画が教えてくれたんだってさ。
そして、悪夢のような戦争が終わって暫くした1958年のこと。
国交を回復した友好の証として約300本の桜が日本政府から贈られたんだ。
日本から遥か海を渡ってバンクーバーに根付いた合計800本の桜は
日系人庭師とカナダ人の手で大事に大事に育てられ
今では13万本以上の桜となってバンクーバーの春を彩っているんだぜ。
決して余計な主張をしない、ふわっと品良く薫る桜を見ると
ここに暮らす日本人は、祖国を思い
かつてこの地で懸命に生きた日本人に感謝する。
どこにいても日本人には特別な意味を持つ花なんだな。
因みにこれがおいらの自慢の桜。
オールジーちゃん、一緒に花見しような!
アタクシ、面倒臭いことはキライですの。
タローさん、お一人でどーぞー。
早くも散り行くおいらの春www
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