2019年2月5日火曜日

保存版 ペットフードの流通・保管を検証してみる


みんなはペットフードはどこで買う?

1. よく行くスーパー?
2. 近所のホームセンター?
3. かかりつけの動物病院?
4. ペットフード専門店?
5. メーカー直売?

このうち、1~3を答えた人はちょっと考えてみてね。


おいらは昨日の記事で、「カリカリのドッグフードには多量の油が使われている」ってことと「油は酸化すると毒物になる」ってことを書いた。

→ ペットフードの原材料欄を検証してみる

油が酸化する主な条件は酸素に触れること、高温にさらされること、時間が経過すること。
酸素に触れさせないためには脱酸素処理をしなくちゃならない。
お宅のカリカリフードは未開封の時、真空パックになってる?
油が酸化するスピードは10℃上がる毎に倍になっていくんだ。
ここで、お宅のカリカリフードの原産地を見てみようか。

粗悪なペットフードは材料費、人件費を抑えるために、東南アジアで製造されていることが多い。
東南アジアの国々が悪いってことじゃなくて、そこから日本に送られる手段は高温蒸し風呂状態の船便だってことが問題なんだ。
原価を極力抑えたい粗悪品製造メーカーが空輸するはずがないんだから。
東南アジアから船便で送ると、日本に到着するのは2~3ヶ月後。
そこから流通ルートに乗せて、店頭に並んで、みんなの手元に届く時には製造から既に3~6ヶ月経っていたりする。

みんなは高温にさらされて製造日から6ヶ月経過したポテトチップを食べる勇気はあるか?


ここで、皆さんに紹介したいページがある。
1つはドッグフード大学という、ドッグフードを検証するページ。
このページを真ん中よりちょっと手前までスクロールしてもらうと、現在日本でメジャー販売されているドッグフードがS~Dランクまで安全な順番で格付けされている。

→ 良い悪いがひと目で分かるドッグフード全ランク解析一覧

もう1つはアメリカのドッグフード検証機関Dog Food Advisorが北米で販売されている全てのドッグフードを★の数で格付けしたリスト。★5が最高ランク。英文なので日本の皆さんには見づらいかもしれないけど、日本で販売されているペットフードの約8割は北米でも売られていてこのリストに載っている。各リストは商品名のアルファベット順に並んでるよ。

→ ★5
→ ★4
→ ★3
→ ★2
→ ★1

どちらも検証の基準と大義はほぼ同じだと思われる。
大きく順位が違うのは、ドッグフード大学ではヒルズのサイエンスダイエットがAランクに入っているのに対して、Dog Food Advisorでは製品によって★2か★3になっていることと、北米では優良とされているウェルネスがドッグフード大学ではBランクになっていることぐらい。
そして、★5と★1については結果は両者ほぼ同じ。


ここで、ドッグフード大学のS~Dまでの格付け(真ん中手前までスクロール)を見てもらいたいんだ。
何か気が付かないか?

SランクとAランクの商品は、まずスーパーやホームセンター、動物病院では売ってない。
それがBランクまで落ちると、スーパーやホームセンターで見かけるものがちらほら出てきて、C、Dランクになるとスーパーやホームセンター、動物病院、コンビニでお馴染の商品になってくる。テレビCMも粗悪品になるほどよく見かける。
そして皮肉なことに、有名大企業の製品ほど品質ランクが低いという結果になってる。
質の良いドッグフードを持続可能な価格で提供しようと思ったら、テレビCMなんかにお金をかけていられないってことだな。

現在、世界最高峰品質と言われているカリカリのドッグフードは『Orijen』(オリジン)。
『Orijen』(オリジン)にはアメリカ産とカナダ産があって、おいらはカナダ産の『Orijen』(オリジン)を母ちゃんの手作り飯の上にパラパラっと振りかけてもらってる。
『Orijen』(オリジン)は日本にも代理店があって販売されているけど、現地の3倍くらいの値段になってるんだよな。でもな、『Orijen』(オリジン)は空輸から店頭に並ぶまでの全流通ルートで厳しい温度管理をしているから、その分コストがかかるんだ。テレビCMはやらず、犬のために必要なコストはかけるという企業姿勢はみんなに知ってもらいたいと思うんだ。


猫ちゃん用もあるよ


外国製品は輸送管理コストがかかって、どうしても割高になっちゃうけれど、国産ペットフードだって素晴らしいと言われているものがあるから参考までに紹介しておくよ。


手作り食の美味しさ×ドライフードの栄養バランス
プレミアムドッグフード『モグワン』

FINEPET'Sペットフード (猫ちゃん用もあるよ)

プレミアムドッグフードのUMAKA~美味華


つまり、流通と保管の観点でペットフードを選ぶなら

・未開封の状態で真空パックになっていること。
・製造日から2ヶ月以内のものであること。
・ペット用品専門店、メーカー直売でしか売っていないもの。
・大手企業製品、テレビCMしているものは避ける。

ってことになるな。






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4 件のコメント:

  1. えたばりゅです(^^♪
    ウチも基本は手作りなんですが、補助がサイエンスダイエットなんですよね~(*´ω`*)
    やっぱペットフードの法整備も積極的に訴えていかねばですね( ノД`)

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    1. うちも先代犬はずっとサイエンスダイエットでした。
      当時はサイエンスダイエットが一番と言われた時代でした。
      ペットフードは何がいいかを決めるより、どうしたら害のないペットフードが普通に売られるようになるのかを模索していかなければなりませんね(*´ω`*)

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  2. ウチは療法食でロイヤルカナン・・・いつもネット通販で動物病院から買ってる。どういう管理をしてるかあまり気にしたことがなかったけど、一度聞いてみることにする(((uдu*)ゥンゥン 生き物は食べたものでできているもんねぇ・・・

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    1. 療養食の場合は選択肢がとても限られるから、選ぶのが大変だよね。
      ビー玉さんの言う通り、全ての生き物は食べたものでできていて、健康寿命は食べてきたもので決まるから、飼い主は気を遣うよね(ノД`)・゜・。

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