犬は1日に何回食べたらいいのか？

おいらは今日、おいらのドッグフードを買いに行った。
おいらは、母ちゃんの作った飯の上にドッグフードをパラパラと振りかけてもらって、栄養のバランスを整えてもらってるんだ。

おいらの1回分の飯

おいらの行きつけのお店は犬も店内に入れるようになっていて、父ちゃんがいつものドッグフードを手に取ってレジに持って行こうとしたところで、中国人夫婦に呼び止められた。
そのご夫婦は、明日生後2ヶ月半のラブラドールレトリバーを引き取ることになっているんだけど、どんな餌をどういうふうに与えたらいいかわからないらしい。
おいおい、おいらの父ちゃんにドッグフードを語らせたら長くなるぜ。

どんなフードを与えたらいいかって話は、おいらはここで再三書いてきたから今回は省くけど、1日に何回与えるのかっていうのも大事なポイントだから、今日はそこのところを考えていこう。

カナダでは、生後8週間以内の犬猫の譲渡および販売は禁止されているから、引き取ってきた時にはカリカリフードも大概は食べられるようになってる。でも、生後半年までは消化機能が十分に整っているとは言えないから、カリカリのフードをお湯で湿らせたりして、できるだけ消化の良いフードを数回に分けて与えた方がいいんだ。SPCAでは生後半年までは1日4分食を勧めてる。

『ご飯を与える』っていう行為は、犬との絆を深めたり、しつけをする上でとても大事なことなんだ。だから、ただ皿に入れて「はい、どうぞ」じゃ勿体ない。

人間がご飯をくれる

→　だから生きていける

→　だから家族は大事

ということを体で覚えるんだ。
おいらたち犬は『たくさんもらう』ことより『何回ももらう』ことに満足する習性がある。だから、1日に1回だけたくさんもらうより、少量ずつでも4回も嬉しいことをしてもらえる方が愛情を感じるんだな。

そして、人間が「よし」と言うまでは食べられない。
『待つ』ということを覚える絶好のしつけの機会でもある。

つまり、子犬の頃のご飯は、体の成長と心の成長の両面にとって、1日数回に分けた方がいいってことだな。

生後半年～1年を過ぎて消化機能が安定してきたら、1日2回にするといいんじゃないかな。
昔の犬は『飯は1日1回』って言われていたけど、人も犬も1回にたくさん食べると胃捻転や糖尿病、肥満のリスクが高くなる。
実はおいらも生後9ヶ月で胃捻転と腸閉塞をやらかしちゃったんだ。
おいらの場合はゴムのおもちゃを食べちゃったことによる胃捻転と腸閉塞だったんだけど、おいらの胃の中からこんなにたくさんのゴムが出て来たんだ。

青春の1ページ

→　無事生還　その1

→　無事生還　その2

胃捻転も腸閉塞も特に大型犬にはよくある病気だけど、処置が遅れると命に関わるから、ならないに越したことはないよな。

そのためは、おいらたち犬も1回分の食餌量はやっぱり腹八分目がいいんだな。

こうして、1日2食の青年期が過ぎて、老年期に差し掛かる頃、消化機能も若い頃ほど活発じゃなくなってくるから、食餌内容と回数を変えてもらえると助かるんだ。

消化の良いものを、3～4回に分けて食べられたらうれしいよ。

老化の速さには個体差があるから、何歳になったらというより、様子が変わったら回数を分けて食べさせた方がいいと思っておくといいんだ。

目安としては「今までの量では残すようになる」「1回の食事に5分以上かかる」ようなら、その犬の1回分には量が多いってことなんだって。

つまり、

生後半年から1年：1日4回

1年以降～青年期：1日2回

老年期：1日3～4回

が大体の目安ってことだな。

おいらもコレ食いたいです

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