2017年6月20日火曜日

おしゃれはしたくない~ペットたちが伝えたい10のこと その2


おいらたち犬はもちろん猫も、人間以外のあらゆる動物は生まれたままの姿で一生を過ごす。
言い換えれば、一生そのままの姿で生きていけるように産んでもらっているんだ。



たくさんの飼い主たちがおいらたちに人間が可愛いと思うコスチュームを着せて写真を撮ってネットにアップしてるだろ。
おいらたちは決して喜んだ顔はしていないと思うんだ。

「動物たちにとってコスチュームはリラックスできないだけでなく、特に犬はボディランゲージが大きなコミュニケーションツールになっているため、他の動物たちとのコミュニケーションが阻害されるのです。アイマスクをすると物が見えなくなるのと同じ道理で、動物の体をコスチュームでマスクすることによって本来可能なボディランゲージができなくなり、これが犬たちにとって大きなストレスとなります。ストレスレベルが上昇すると、普段しないような行動に出たり、唸ったり、噛みつくことさえあります。」って、BC SPCA人道教育部ジェネラルマネージャーのクレイグ・ナハニエク氏が言ってる。


2月の大雪が降った日、父ちゃんのシャツを改造してもらった!
でも、1日でビリビリwww


飛行機や船で世界中を行き来ができる現在、本来その土地の気候や風土に馴染まないのに生活しなくちゃならないことも多々あるよな。
熱帯地方原産の犬をカナダで飼う場合は、暖を取るために分厚く着せるし、紫外線に弱い短毛少毛種を紫外線の強い地域で飼う場合も、UVカット目的で夏でも服を着せなければならない。
こういうのは医療行為だったり、生活手段だから仕方ないよな。

中東ではシベリアンハスキーを飼うことが富の象徴になっているらしいんだけど、-50℃の北極圏で裸でそりを曳くこの犬たちが、日中気温40℃を超える中東でコスチュームを付けられて飼育されている状況を想像してくれ。こんな残酷なことしないでほしいとおいらは思うんだ。

おいらたち犬は犬種によって生活適温が大きく異なるんだ。
そして、自分では温度調節ができない。
そんなおいらたちに、アクセサリー感覚でコスチュームを付けたりしないでほしいんだ。



*BCSPCA AnimalSense『10 Things Your Pets Wish They Could Tell You』より一部引用



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