2017年6月30日金曜日

おいらの畑に夏が来た!


先週の中頃まで、バンクーバーはずっと寒かった。
時々ほんのちょっと晴れ間が覗くんだけど大概は曇っていて、夜なんか10℃以下になったりしてたんだ。
そんな状態だから畑の作物の状態がよくなくて、おいらはすごく心配だったんだ。

特に心配なのがきゅうりだ。
そんな寒さの中も背丈はぐんぐん伸びて花もたくさん咲くんだけど、受粉しても寒さでちゃんと着果してくれない。
先端からこんな風に茶色くなっていっちゃうんだ。


ほとんどの瓜類は受粉してから6時間以上、マスクメロンだと20時間以上、20℃以上の温度が必要なんだ。だから、受粉は気温が上がってくる朝にしないとダメなんだよな。
ところがバンクーバーは最高気温さえ20℃に達しない日が続いて、せっかくついた雌花が壊滅的な状態。
おいらがどんなにいい肥料を供給しても、どんなにせっせと警備に励んでも、温度ばかりはどうにもできない。
今年は3種類のきゅうり合わせて400本の収穫を目指しているおいらの畑なんだけど、これじゃ先が思いやられるなぁって心配してたら、昨日と今日がピッカピカに晴れて、こんな可愛いきゅうりの赤ちゃんが\(^o^)/
完璧に受粉成功してた!


ちいちゃいって?
これは白玉きゅうりだから、普通のきゅうりの半分の大きさがデフォなんだ。

トマトの葉っぱが茂ってるなと思って持ち上げてみたら・・・


こんなにたわわに実ってた!
うっひょー!楽しみだな!

でも母ちゃんはおいらにトマトは食べさせてくれないんだ。
おいらたちGSは股関節形成不全という先天性の奇形因子を持っていることが多い。お尻が下がっているGSの方が見栄えがすると思った人間がおいらたちの遺伝子をいじくったお陰で、年をとって後ろ足が不自由になるGSが非常に多いんだ。特に短毛種のGSは要注意だ。
おいらは長毛種だから股関節形成不全は大丈夫だろうと思っていたんだけど、1歳を超えたあたりから若干の兆候が現れて、関節に気を付けているんだ。
因みになぜ短毛種のGSに股関節形成不全が多いかはここに書いてある。

→ 劣性遺伝じゃねえ、稀少種と呼べ!

そんなおいらたちにとってナス科の野菜に含まれるグリコアルカロイド(ソラニン)が関節炎を助長するという説があって、お陰でおいらはトマト、なす、ピーマン、じゃがいもをあまり食べさせてもらえないんだ。同じいもでもサツマイモはヒルガオ科、里芋とタロイモはサトイモ科だから大丈夫だよ。

おいらが食べられない作物でもおいらはちゃんと庭の警備をする。
ワンワン警備保障は信頼に厚いんだ。

温室の端っこに種を播いておいたアマランサスが溢れてた。


アマランサスは実を雑穀として食べてもいいんだけど、おいらの家では葉っぱをにんにくと炒めて食べるんだ。上海料理の夏の定番なんだよ。若い葉っぱだと生でも食べられる。
アマランサスの種は0.2mmくらいしかない本当に小さな小さな種なんだ。
そんな小さな種を播いて、草丈20~30cmになったら上半分を摘み取って食べる。すると脇芽がどんどん出てきて、茎なんかこんなに太くなっちゃうんだよ。


母ちゃんの親指くらいの太さになるんだ。
生命の神秘だよな。
あとは肥料さえ切らさなければ、夏中ポリフェノールたっぷりの葉物野菜が食べられる。

バンクーバーは緯度で言うと北緯49度上にある。地図でいうとサハリンのど真ん中と同じ。
サハリンどころか札幌より暖かいバンクーバーなんだけど、例年だと普通に野菜を栽培して東京周辺より1ヶ月成育が遅い。今年は冬が長かったから2ヶ月くらい遅れてる。
日本の皆さんの家庭菜園ブログで「なすの一番果が穫れました!」なんていうのを見るとすごく焦っちゃうんだよな。


今年のおいらの畑は、多分なすとハラペーニョができないんじゃないかと思う。
そんな難しい気候のバンクーバーなんだけど、花豆(べにばないんげん)が例年になく順調なんだ。


もう、すっかりグリーンカーテンになってるだろ。
花豆は群馬県以南での栽培は難しいと言われている寒冷地栽培に適した豆なんだ。
若いさやを食べても美味しいし、さやの中の豆を十分に成熟させて煮豆にしたり、餡子を作っても美味しいんだ。
だけど、豆でもいんげんの仲間はおいらたち犬は食べない方がいいんだって。特に生は中毒するから人間だって食べちゃダメだよ。

もっとさぁ、何ていうかさぁー
おいらが食べられるものを植えてくれないかなぁ?
例えば、鶏肉のなる木とか、鮭がなる木とか、バッファローの骨がなる木だっていいぞ。




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