昨日はオリビアの高校の卒業式だった。
父ちゃんと母ちゃんも卒業式に呼ばれていたから、おいらは1人でお留守番。
なんでおいらは卒業式に参加したらアカンの?
オリビアの高校の卒業式は夜7時からUBC(ブリティッシュコロンビア大学)構内のChan Centreという舞台施設で行われたんだ。
こんな会場で、合図とともに画面真ん中あたりに卒業生が着席する。
全員着席すると、舞台に向かって左側の袖から1人ずつ壇上に上がる。
ここまでは日本の卒業式とあまり変わらないんだけど、その後が面白いんだ。
写真を拡大すると・・・
まず①の位置で前校長先生に名前を確認してもらう。
②に移動するまでの間に①の校長先生がその生徒がどんな学生で、どんな活躍をしたか、そしてその生徒の進路や現在の夢を紹介してくれる。
「化学のテストの成績はいつもトップクラスだった君はやはりトロント大学の医学部に進む。将来の夢は世界中の患者を救う医者だ。」とか
「校内の人気者で先生たちも君のいるクラスで授業するのはとても楽しかった」とか
「3年間の課程を1年で終了した優秀な生徒で(カナダは飛び級制)ボランティア活動にも熱心だった(カナダでは中学高校で200時間のボランティアを務めないと大学進学の資格がもらえないんだ)」とか
「3年の課程を5年もかけて丁寧に、でもめげることなく頑張った君はきっと人々に努力の大切さを伝えられる人になるだろう」とか
とにかく先生方が生徒1人1人のいいところをちゃんと見つけてあげているんだ。
奨学金の給付対象になる優秀な生徒は②の位置で現校長先生に表彰され、記念写真を撮る。
今年のこの学校では30カテゴリ延べ71人分の奨学金が様々な国、市、財団、企業などから支給された。カテゴリによって金額は様々で$50(4000円)~$22000(176万円)。1人で6つの奨学金に該当する子もいれば2/3くらいの生徒は1個も該当しない。ちなみにオリビアは2つの奨学金計$170(13600円)をゲットした。
更に③の位置に進み、元校長先生と握手して壇上を降りる。
1人の生徒が①から③にかかる時間はおよそ1分。
今年の卒業生は全部で206人。
会ったこともない他所の子どもがどんな高校生活を送ったか206分間じっと座って聞いているなんて寝ちまうよ、なんて言うなよな。
これがかなり面白いんだ。
どんな子どもにも、それぞれ違った可能性が無限にあると信じられるような実に温かい卒業式なんだって。
子どもを作らなかった父ちゃんと母ちゃんが、異国の地カナダで卒業式に出席するなんていう機会があるとは思ってもみなかっただろうな。
おめでとうオリビアヾ(*´∀`*)ノ
そして、おいらの父ちゃんと母ちゃんにこんな経験をさせてくれてありがとうな!
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7月3日までの件、了解しました!いつも記事を楽しみにさせてもらってます。popeです!
返信削除popeさん
削除いつもありがとうございます!こちらもいつも楽しみに読ませていただいています。3日以降、またコメントで絡ませてくださいね(^^♪