今日の父ちゃんと母ちゃんはとてつもなく忙しかった。
朝、おいらの飯と散歩を済ませてから、オリビアを空港まで送る。
高校を無事卒業したオリビアが里帰りするんだ。
オリビアは故郷から直接大学の寮に入るから、今日でおいらはオリビアとはさよならだ。
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オリビアを送り出すと、父ちゃんと母ちゃんは一旦家に帰って、おいらに水を飲ませて庭で用を足させてから、父ちゃんの友達を迎えに行くことになっていた。
父ちゃんのとても大事な友人が上海から来ていて、バンクーバーを案内することになっていたんだ。
再度家を出ようとした時に、父ちゃんはうちの門の前に何かが落ちているのを発見した。
「誰だよ!うちの前にごみを捨てたのは!」
そう言って拾い上げると、それは紙箱に入った中古のルーターだった。
そのルーターはTVサービスの会社から送られてきたもので、箱には住所と名前が書いてあった。うちから歩いてすぐの住所だったから、母ちゃんが「うちの前に捨てるんじゃねーよ!」という気持ちを込めて「大切なものをうちの前にお忘れでしたよ。」と届けに行ったんだ。
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そしたらね、その家の前にお巡りさんがいたんだ。
どうも、昨夜その家に泥棒が入ったみたいなんだな。
つまり、その家から盗んだものを泥棒がおいらの家の前に落としていったんだろうね。
母ちゃんがうちの前にルーターが落ちていて届けに来たって言ったら、職質受けちゃって、なかなか帰って来ない母ちゃんにイライラした父ちゃんも合流しちゃって、お巡りさんと暫くおしゃべりすることになっちゃったんだ。
その時点で既に友人を迎えに行く時間を悠に過ぎちゃっててさ><
お巡りさんから解放されて、友人を迎えに行くともうお昼の時間。
その友人には父ちゃんが上海ですごくお世話になっていて、上海に1人で住んでいる父ちゃんの母ちゃんにも時々会いに行ってくれている心豊かな友人だから、父ちゃんも母ちゃんもその人がバンクーバーで自由になる今日1日をできるだけ楽しませてあげたいといろいろ計画してたのにな。
とりあえず食事して、グランヴィルアイランドに遊びに行って、うちに戻ってお茶を飲んで、また夕食にエビを食いに行っちゃったんだ。
グランヴィルアイランドっていうのは、バンクーバーのダウンタウン近くにある小さな半島で、いわゆるフィッシャーマンズワーフ(漁師が獲ってきた魚介類を売っている港市場)なんだけど、小さなアートショップもたくさん並んでいて本家のサンフランシスコほど広くはないけどとっても賑やかなんだ。バンクーバーの観光地としては人気ナンバーワンのところなんだよ。
父ちゃんと母ちゃんは日本や中国から友達が来ると必ずここに連れていくんだ。
父ちゃんと母ちゃんは3、4時間おきに家には帰って来てくれるんだけど、あんまりおいらの相手をしてくれなくてさ、父ちゃんと母ちゃんの姿が見えないと何ていうかさ、「あいつらちゃんと接待できてるのかなー?」とか「おしゃべりしながら運転して道間違えたりしてないかなー?」とか、おいらとしてはいろいろ心配になっちゃうんだよな。
もう2歳になるおいらだから、決して「父ちゃんと母ちゃんが一緒にいなくなっちゃうと淋しいよー」とか「おいらもエビ食いたいよー」とか思ってたわけじゃないからな。
ましてや、「明日は警察が状況確認に来るから父ちゃんと母ちゃんはきっとずっとおいらと一緒にいてくれるだろうな。シメシメ\(^o^)/」なんて思ってないからな!
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