父ちゃんのパソコンがクラッシュしちゃったんだって。
BIOSさえも起動しなくなっちゃって、まる1日放電させてたんだけど、やっぱりダメ。
ってなわけで、新しいパソコンを買わなくちゃならないらしい。
昔に比べたら、パソコンはものすごく安くなってるし、さっさと買って来いよ。
ところが、父ちゃんにはちょっと特殊な事情があるんだ。
ここはカナダのバンクーバー。
日本語版のパソコンがない。
だったら英語版のパソコンで日本語を設定して、日本語版のOfficeをインストールすればいいじゃないかって思うだろ?
実は父ちゃんはカナ入力の人なんだ。
今、ぷぷっって笑ったお前、ちょっと廊下に立ってろ!
そんなわけで、キーボードに50音が書かかれてないと入力ができない父ちゃんは、日本語版のパソコンしか使えないんだ。
そこで、母ちゃんが日本から送ってくれる業者をネットで探したんだけど、1軒も見つからなかった。
そうなんだよ。
リチウムイオンバッテリー搭載機器を送る際には規制があるんだよな。
飛行機に乗せる場合も、そのパソコンに搭載されているリチウムイオンバッテリーのリチウムの総量が1g以下で定格値が100W以下でないと、手荷物の場合も、スーツケースに入れて預ける場合もダメなんだよな。(各航空会社によるので、おおよその目安)
業者が国際便で送る場合は、国によってはリチウムイオンバッテリーが規制内のものであるかの証明書の添付が必要になったりするから、誰もそんな面倒臭いことしたがらないんだよな。
ところで、自分のパソコンのバッテリーのリチウム量や定格値を知ってる人ってどれくらいいるんだろうな?
で、おいら調べてみたんだよ。
普通のパソコンに組み込まれているバッテリーのリチウム量は多少前後しても大体1機につき0.07g。予備のバッテリーを入れても余裕じゃん。定格値は98W。ギリギリOK。
で、送ってくれる業者さんがいないなら、母ちゃんがバンクーバーから羽田に飛んで、量販店で買って翌日バンクーバーにとんぼ返りというとんでもない強行スケジュールを立てたんだ。
このスケジュールが実行されたら困るのはおいら。
おいらは母ちゃんとそんなに長く離れていたことがない。
父ちゃんが傍にいてくれるだろうけど、おいらには母ちゃんじゃないとダメなこともいっぱいあるんだ。
だからおいらは悪魔のタローになって母ちゃんに囁いた。
この時期のバンクーバーから日本への往復チケットは高いよ!
日本で1泊して、食べて、母ちゃんが大好きな免税店でちょっと羽目を外しちゃったら、パソコンが5台くらい買えちゃうよ!
ヤバいんじゃねーのか、おい?
だったら、母ちゃんが日本に飛ばなくても、日本にいる父ちゃんの妹に国際小包で送ってもらったらいいんじゃねーのか?
父ちゃんと母ちゃんが目を見合わせた。
そうだよなー!なんでそこに気付かなかったんだ!
タローは天才だな!
あたぼーよー。
ってなわけで、父ちゃんは来週中には新しい日本語パソコンが手に入る。
母ちゃんは強行軍で旅しなくてもいいし、費用も安く済む。
そして何より、おいらは父ちゃんと母ちゃんとずっと一緒にいられる。
三方が全部丸く収まるな。
どや!
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